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お歳暮はいつ、誰に贈る?おすすめギフトもあわせて紹介

2024.11.12

お歳暮は、年末の感謝の気持ちを伝えるために贈られる、日本の大切な習慣です。しかし、贈る時期や相手、選ぶギフトに迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では「お歳暮はいつ、どのような方に贈るのが適切か」をわかりやすく解説しながら相手に喜ばれるおすすめギフトもご紹介します。

正しいマナーをチェックしたうえでお世話になった方へ心のこもった贈り物をし、日頃の感謝を伝えましょう。

お歳暮の基礎知識

お歳暮は「今年1年間、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします」という気持ちを込めて渡す贈り物のことです。
ギフトに込められた意味は知っていても、そのルーツやお中元とどう違うのかについてはわからない方も多いでしょう。

ここではお歳暮の由来と、お中元との違いについて詳しく解説します。

お歳暮の由来と贈る時期

日本では昔、お正月にご先祖様の霊を迎える「御霊祭」でお供えをする風習がありました。
年末が近づくと、分家の親族が本家へお供え物を持参していたことが今の「お歳暮」のルーツだと言われています。

お歳暮を贈る時期は、東日本では11月下旬から12月20日前後、西日本では12月13日から20日前後と地域によって違いがあります。
本来はお歳暮を風呂敷などに包んで相手の自宅へ持参するのがマナーですが、忙しい現代社会ではなかなか時間がとれない人も多いでしょう。
遠方には宅配便で送ってもマナー違反ではありませんが、急に贈って驚かせてしまわないように先方へ事前に連絡しておく配慮は欠かせません。

新年のギフトとお歳暮はどう違う?

新年のギフトは「新しい1年の幸せや健康を祈って贈るもの」です。
一方でお歳暮は「日頃お世話になっている感謝の気持ちを表すもの」という違いがあります。
1年の中ではお歳暮が最も重視される傾向があり、ギフトの金額はお歳暮の方が高いことも異なる点として挙げられます。

新年のギフトとお歳暮を両方贈る必要はなく、また基本的に新年のギフトは「年始の挨拶に伺う際の手土産」ですので、特に挨拶をしておきたい人以外はあえて発送する必要もないと考えられています。

お歳暮とお中元の違い

お中元は、お世話になった人に日頃の感謝と暑中見舞いをかねて品物を贈る習慣です。
夏に嬉しいビールやジュース、そうめん、フルーツなどがギフトとして人気です。

お中元とお歳暮を比較すると、お歳暮の方が1年の贈り物の中でも重視される傾向があります。
金額もお歳暮の方が2割から3割ほど高価なものが選ばれるのが特徴です。

お歳暮の基本マナーをおさらい

お歳暮を持参する場合・宅配便で贈る場合、どちらにしても贈る際のマナーは共通しておさえておく必要があります。
以下ではお歳暮を贈る相手、相手別の金額の相場、のしのマナーについてまとめます。

お歳暮を贈るべき相手とは

お歳暮は、上司や実家の両親・親戚・取引先など、日頃からお世話になっている方へ送るのが基本です。
ただし、公務員など相手の職業によってはお歳暮を受け取れない場合もあるので事前に確認しておきましょう。

お歳暮は基本的に毎年、習慣的に贈るものです。
年によって贈ったり贈らなかったりすると失礼にあたるため、今後の関係性を踏まえて慎重に贈る相手を決めるのが大事です。

お歳暮の金額の相場

お歳暮のギフトは3,000〜5,000円が相場です。
知人・両親・取引先で3,000円程度、上司・お得意様・遠方に住む親戚などでは5,000円程度が目安となります。
特にお世話になった方には1万円ほどの品物を贈る場合もありますが、あまり高価なものを選ぶと相手に気を遣わせてしまう可能性があるので注意しましょう。

お歳暮の「のし」に関するマナー

お歳暮で使用するのしは「紅白の蝶結び」です。

これは、何度あっても嬉しいお祝いという意味を表します。

もし忙しくてお歳暮を贈る時期が年末を過ぎてしまった場合は、年明けから松の内(1月7日もしくは15日頃まで)の期間では「御年賀」、松の内を過ぎて立春までの期間では「寒中御見舞(または寒中御伺)」の表書きに変えて贈ります。

お歳暮におすすめのギフト

1年の感謝を伝えるお歳暮では、相手に喜んでもらえるものを贈りたいですね。
以下でお歳暮におすすめのギフトをいくつかご紹介します。

お茶とお菓子のセット

温かいお茶が恋しくなる冬の季節、お茶のギフトは喜ばれるものの一つです。
お菓子とセットにすることで、お茶を飲みながら年末の忙しい時期にほっと一息つける時間を相手に贈ることができます。

掛川の深蒸し茶には、カテキン・テアニン・ビタミンCなどの寒い季節を元気に乗り切るための栄養素が豊富に含まれています。

お世話になった方へ「新しい年も健康に迎えてほしい」という気持ちが伝わる、おすすめの贈り物です。

ぜひお茶が好きなあの人へ、ほっとするひと時を贈ってみてはいかがでしょうか。

人気の抹茶スイーツとお茶の詰合せ
若葉摘みとフィナンシェ詰合せ

特産品の詰め合わせやお酒

普段はなかなか食べる機会のない特産品や特別な食材、また珍しいお酒などの贈り物は、家族・友人の集まりが増える年末にぴったりです。 お酒では日本酒、食品ではお鍋に使えるお肉や海鮮などがよく選ばれています。

お子さんからお年寄りまで幅広い世代で楽しめて、ちょっと贅沢な気分を味わえる食べ物は家族だんらんのきっかけにもなるはずです。

カタログギフト

相手の好みがわからない場合は、世代を問わずに喜ばれるカタログギフトがおすすめです。
日用雑貨・グルメ・体験など、相手の必要なものを自由に選んでもらえるのがカタログギフト最大のメリットでしょう。

従来の紙の冊子から選ぶタイプに加えて、近年はQRコードが記載されたカードのみが相手先に届き、オンラインで品物を選べる「カード型カタログギフト」も普及しています。
かさばることがなくネット注文もできる利便性で人気を集めています。

まとめ

お歳暮は、その年にお世話になった感謝を込めてギフトを選ぶ、大切な習慣です。

普段はなかなかお礼を伝える機会がなくても、お歳暮という形をとることで感謝の気持ちがより伝わりやすくなります。
また、相手のことを想って選んだお歳暮は、今後のお付き合いをますます円滑にしてくれる効果もあるでしょう。

今回の記事で解説したお歳暮を贈る時期や相手、マナーについて改めてチェックし、相手にしっかりと「ありがとう」が伝わる贈り物をしたいですね。

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