「この素材、何からできていると思いますか?」
柔らかくてしなやか、なのにどこか自然の温もりを感じる──。
ふんわりとお茶の香りがただよう、やさしい素材。その名も、「Chakara(チャカラ)」。
静岡県掛川市で、本来なら捨てられてしまう“規格外茶葉”から生まれた、新しいヴィーガンレザーです。
この“香るレザー”が、いま静かに注目を集めています。

目次
お茶を「飲む」から「まとう」へ。地域企業の連携から生まれた新素材
静岡・掛川の老舗製茶会社 佐々木製茶株式会社。
そして、浜松を拠点とする合成皮革メーカー 共和レザー株式会社が立ち上げたブランド Sobagni(ソバニ)。
このChakaraは、静岡西部を代表する2社の協業により生まれました。
佐々木製茶では、お茶の栽培から製造・販売までを一貫して手がけています。その過程で発生する「選別外」や「加工に使われない」規格外茶葉。品質は十分ながら、流通にのらない茶葉がどうしても生じます。
Sobagni(共和レザー(株))は、そうした茶葉に注目。佐々木製茶から提供された素材を使って、技術力を活かし、新たな形ある“レザー素材”として再生しました。
地元同士の企業が手を取り合い、地域資源を新しい命へ。Chakaraはまさに「地産地消の未来の形」です。
やさしく、つよく、香る。Chakaraの魅力
Chakara素材の魅力は、その柔らかさ・質感・香りにあります。
手に触れると、しなやかで落ち着いた手ざわり。ふんわりと漂うお茶の香り(※1)に、ほっと癒される瞬間も。
共和レザー(株)(Sobagnii)の持つ自動車内装レベルの技術によって、撥水性・耐久性も兼ね備え、日常使いにも安心な高機能素材へと仕上げられています。
香りや風合いには個体差があり、茶葉の個性を感じられる“一点もの”の魅力もございます。
※1:香りは時間経過により減衰していきます。永久に香るものではございません。
循環のしくみを、デザインにのせて
Chakaraの価値は、素材そのものだけではありません。
・地元で育った茶葉(佐々木製茶)
・地元で加工された素材(Sobagni)
・地元から全国へと広がる製品(茶の庭オンラインショップ)
この一連の流れこそ、まさに「ローカル循環」。限られた資源を大切にしながら、丁寧に、誠実にモノづくりを行う。Chakaraは、そんな想いが詰まった素材です。

手に取ることが、未来への一歩に
私たちの暮らしに欠かせない“持ち物”。だからこそ「何を選ぶか」に、想いをのせてみませんか?
素材の背景まで大切にしたプロダクトを選ぶことは、日々の暮らしをより豊かに、未来をよりやさしく変えていく一歩につながります。
まとめ:お茶のチカラを、日常に取り入れるという選択
香りも、質感も、背景のストーリーも、すべてがやさしい。Chakaraは、そんな未来志向の素材です。
佐々木製茶 × Sobagni の地元協業によって生まれた革新を、あなたの日常にも取り入れてみませんか?
「飲む」お茶から「まとう」お茶へ。静岡発の新しい循環が、今ここからはじまります。
