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お中元の基本マナーをおさらい!贈る時期・予算とおすすめギフトも紹介

2025.6.11

お世話になった方への感謝の気持ちを形にして伝える「お中元」。
日本の夏の風物詩でもあるこの贈り物文化には、知っておきたい基本マナーがいくつかあります。
本記事では、お中元を贈る時期や予算、おすすめギフトを紹介します。
ビジネスでもプライベートでも活用できる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

お中元の基本知識

お中元は日本の文化として身近にあるものですが、改めて何かと聞かれると答えられない人もいるかもしれません。
ここではお中元の基礎知識として、お中元の成り立ちや暑中見舞いとの違い、贈る時期と相手についてまとめます。

そもそも「お中元」って?

お中元は、もともと中国の風習から来ています。
中国では祖先を供養する「中元節」という伝統行事があり、旧暦7月15日に祖先へお供え物をする習慣があります。
これが日本に伝わり、仏教の教えと融合する中で「お世話になった人の健康を祈り、感謝を伝える贈り物」の風習になったのがお中元だと言われています。

暑中見舞いとお中元の違い

「暑中見舞い」と「お中元」はどちらも、お世話になっている人に感謝を伝え健康を気遣うことを目的としたものです。
ただし、暑中見舞いは地域に関係なく小暑(7月7日頃)から立秋(8月7日頃)の間に品物を贈ったりはがきを出すことを指します。
一方でお中元は、東日本と西日本で時期が異なるものの、おおよそ7月中旬に品物を贈るという違いがあります。
原則として暑中見舞いとお中元の両方を贈る必要はなく、どちらか片方で構いません。

お中元を贈る相手は?

お中元は、両親・親戚・仲人・上司・習い事の先生・取引先といった目上の人に贈るのが一般的です。
付き合いの深さや長さなどを考えて、誰に贈るかを決めると良いでしょう。

お中元を贈ったのにお歳暮を贈らないのは失礼にあたるため、お歳暮も準備する方が無難です。
どちらか片方にまとめたい場合は、1年の感謝を込めてお歳暮のみ贈ります。

お中元は基本的に毎年贈るものですので、特にお世話になった方に今年だけ感謝を伝えたい場合は、「御礼」や「こころばかり」といったのし紙をつけてギフトを渡しましょう。

お中元はいつ贈る?

お中元を贈る時期は、東日本と西日本で異なっています。
東日本では、新暦に合わせて7月1日から7月15日頃までがお中元の時期です。
西日本では、旧暦に合わせて8月1日から8月15日頃までに贈るべきとされています。
しかし、最近では全国的に7月中旬頃までに贈る人が増えているようです。

お中元ギフトの選び方

お中元を選ぶときに迷うのが、予算設定と品物です。
感謝の気持ちを伝える贈り物だからこそ、相手に喜ばれるギフトを選びたいですね。
ここではお中元ギフトを選ぶ際のポイントをわかりやすく解説します。

お中元の一般的な予算、のし紙

お中元はお歳暮に比べて、金額を控えめにするというマナーがあります。
予算は贈る相手や関係性によって調整が必要ですが、特に上司や取引先など目上の人に贈る場合は相場より少し高めの上質な品物を選ぶと、より丁寧な印象を与えられます。
ただし、高価すぎると相手に気を遣わせてしまうため注意が必要です。

贈り先 予算
両親・親戚・習い事の先生 3,000円から5,000円程度
仲人(3年続けて贈るのがマナー) 毎年5,000円程度
上司・取引先 5,000円から10,000円を上限とする

のしは紅白の蝶結びで、表書きは「御中元」です。
もし7月15日を過ぎてしまった場合は表書きを「暑中御伺い」、8月15日以降の場合は「残暑御伺い」に変えて贈りましょう。

お中元を贈る際に避けるべき品物

お中元では、いくつか避けるべき品物があります。
例えば包丁・はさみなどの刃物やハンカチは「縁が切れる」ことを連想させるため、避けた方が良いでしょう。
現金や商品券は、目上の人に贈るお中元には適しません。
また、履物や靴下は「踏みつける」ことを連想させるので良くないとされています。

贈る相手別、よく選ばれるギフトとは

お中元ギフトで大切なのは、相手目線で選ぶことです。
甘いものが苦手な相手にスイーツを贈ったり、単身者に家族向けのギフトを贈ったりするのは、配慮がないと思われる可能性があるため避けましょう。
食の好み、アレルギーの有無、調理の手間なども考慮した実用性と気遣いのあるギフトが喜ばれます。

好みを把握しやすい両親や親戚・上司には、好きな飲み物や食べ物を選ぶのがおすすめです。
同居している家族が多い場合は、麺類やお菓子・ジュースの詰め合わせを贈るとみんなで楽しんでもらえるはずです。
仲人や習い事の先生、取引先などは、お中元で人気のあるそうめんやゼリー、好き嫌いが分かれにくい日本茶などの食品が無難でしょう。
家族構成や年齢層に合わせたものを選ぶことが重要です。

お中元におすすめのお茶ギフト

「今年のお中元は何にしよう、いつも同じようなものになってしまう…」と悩む方も多いかもしれません。
以下では茶の庭オンラインで購入可能な、幅広い年齢の方に楽しんでいただけるおしゃれでおいしいお茶ギフトを紹介します。

2025年の新茶が味わえるギフト

静岡県掛川産の深蒸し茶のギフトです。
2025年の新茶を使用し、柔らかい新芽を揉み上げた高級深蒸し茶ですので、目上の人への贈り物にもぴったり。
深い味わいと爽やかな若葉の香りが特徴的で、甘いものにも食事にも合うお茶です。

自然の恵み、掛川深むし茶ギフト
【2025新茶】【化粧箱入り】初摘み100g袋×2本

水出し煎茶と羊羹・ぜんざいの詰合せ

手軽に使えるティーバッグの掛川深蒸し茶と、やさしい甘さの羊羹・ぜんざいがセットになったギフト。
お中元の季節におすすめなのは水出し煎茶ですが、お湯出しにも対応しているため好きな方法でお茶を楽しむことができます。
暑い時期を元気に過ごしてほしいあの人に、夏の訪れを感じる贅沢なティータイムを贈ってみてはいかがでしょうか。

夏の涼を感じる、掛川水出し煎茶と爽やかなお茶請け
水出し煎茶こかげと羊羹・ぜんざい詰合せ

すぐに始められる本格冷茶飲み比べギフト

暑い夏の水分補給にぐいっと飲める、爽やかな水出し茶と冷茶専用ボトルの詰合せギフトです。
茶葉とボトルがセットになっているため、届いたその日から手軽に冷茶を淹れられます。
深蒸し煎茶は一番茶を使用し、茶葉を蒸す時間を長くして揉みあげ、オリジナルのこだわり抹茶をブレンドしました。
冷たい水でも濃厚かつすっきりとした味わいで、カテキンなどの栄養成分も豊富です。
相手の健康を気遣う気持ちを贈るのにもおすすめです。

すぐに始められる本格冷茶飲み比べギフト
水出し煎茶とボトル詰合せ

まとめ

お中元は、日頃の感謝を伝える日本ならではの習慣です。
ぜひ今回の記事を参考にして、贈る時期・予算・のし紙の使い方といったマナーを正しく理解したうえで相手に喜んでもらえるギフトを選びましょう。
相手の好みや家族構成・ライフスタイルに配慮し、心のこもったお中元を贈ることで、お世話になったあの人とさらに関係性を深める機会にしてみてはいかがでしょうか。

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