ゆっくりと火にかけた豆乳から湯気が立ちのぼり、そこに抹茶を溶き入れると、ふわっと広がる青々とした香り。
まろやかな豆乳に、抹茶のほのかな苦み。やさしいのに奥行きのある味わいのクリームスープが、うどんによく絡みます。温かい日にも寒い日にも、ほっと心を落ち着かせてくれる一杯です。
材料（2人分）
・うどん：2玉
・豆乳：200ml
・生クリーム：100ml
・白だし：大さじ2
・醤油：小さじ1
・抹茶：小さじ1
・塩：2つまみ
・お好みのトッピング（ねぎ・三つ葉・桜えび など）
作り方
【1】鍋に豆乳・生クリーム・白だし・醤油を入れ、弱火にかける。
【2】沸騰直前で火を止め、抹茶を溶かす。直接入れるとダマになるため、一度スープを少量別皿に取り、抹茶とよく混ぜてから鍋に戻すのがコツ。
【3】塩で味を整える（とろみが欲しい場合は水溶き片栗粉を加えて再び温める）
【4】茹でたうどんを器に盛り、抹茶豆乳スープをそっと注ぐ。
【5】最後にオリーブオイルをひとまわし。香りが豊かになり、味のまとまりがぐっと増します。
やわらかい豆乳スープと抹茶の上品な香りが、うどんの優しい喉ごしとよく合います。
トッピングで季節感を出すのもおすすめです。
まとめ ― お茶のある台所は、ちょっと豊か。
抹茶を料理に使うと、その香りだけで「日常の中に小さな静けさ」が生まれます。
豆乳のまろやかさに抹茶のほろ苦さが重なることで、深呼吸したくなるようなやさしい味わいに。
疲れた日の夕食にも、ゆっくり過ごしたい休日のお昼にもそっと寄り添ってくれる一杯です。
シンプルなのに奥行きがあり、心まで穏やかにしてくれるような、上品な抹茶の“あたたかい一皿”です。
