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夏は冷たい緑茶を楽しもう!水出し冷茶の手軽な作り方を解説

2025.7.11

暑い夏にぴったりなのが、すっきり爽やかな味わいの「水出し冷茶」。
緑茶本来のうまみや香りを引き立てつつ、苦味が少なく誰でも飲みやすいのが特長です。
この記事では、冷たい緑茶を手軽に美味しく作る「水出し冷茶」の基本的な作り方をわかりやすく解説。
用意するものや必要な時間まで詳しく紹介しますので、自宅で冷茶を楽しみたい方はぜひ参考にしてください。

水出し緑茶(冷茶)とは

水出し冷茶は、味わいや成分などの点でお湯で淹れるお茶とは異なる特長を持ちます。

甘みとうまみの強いお茶ができる

「緑茶といえば苦い」というイメージを持っている方も多いでしょう。
その理由は、お茶の苦み・渋み成分が高温のお湯で抽出されやすいことが関係しています。
一方で冷茶は水で作るため渋み成分が少なくなり、甘み・うまみ成分であるアミノ酸がよりお茶の中に溶け出しやすいという違いがあります。
お湯で淹れるよりもすっきりと飲みやすく、うまみの強いお茶になります。

カフェインが少なめで安心

お茶に含まれるカフェインは、60℃以上のお湯でお茶を淹れたときに溶けだす量が増えることをご存じでしょうか。
冷茶は低温の水で抽出するため、カフェインがお茶の中に溶け出す量が少なくなります。
カフェイン摂取量を抑えたい方やお子さん・高齢者も安心して飲むことができ、家族みんなで楽しめるお茶です。

免疫力向上・ストレス緩和などの嬉しい効果も

緑茶にはアミノ酸の一種であるテアニンが多く含まれています。
テアニンは高温・低温どちらの場合も抽出され、不安の緩和や睡眠の質向上に役立ちます。
また、ビタミンCは熱に弱く水に溶けやすい性質がありますが、冷茶では熱湯で淹れるよりもビタミンCを多く摂取できます。
抗ウイルス・免疫活性化作用があるカテキンも多く溶け込んでいる冷茶は、暑さによる疲れで体調を崩しやすい夏の季節に嬉しい飲み物なのです。

水出し緑茶(冷茶)の作り方

水出し冷茶は、専用のポットがなくても自宅で手軽に作ることができます。
ここでは冷茶の作り方と注意点について詳しく解説します。

麦茶などに使う冷茶ポットで作る場合

麦茶などを作るための冷茶ポットで作る場合は、以下のものを用意します。

・15℃以下の水を1リットル
・水出し用の茶葉10g
※水の量が増える場合は、それに応じて茶葉の分量も調整してください

冷茶ポットに水と茶葉を入れたら、冷蔵庫で6時間以上冷やします。
茶葉によっては浸出時間が長いと苦みが強くなる場合があるため、好みの味になったら茶葉を取り除くと、味の変化を避けられます。

水出し茶専用ボトルで作る場合

水出し茶の専用ボトルで作る場合も、冷茶ポットのときと分量は同じです。

・15℃以下の水を1リットル
・水出し用の茶葉10g

専用ボトルを冷蔵庫に入れて一晩冷やせば完成です。
専用ボトルは茶こしがついているので、グラスに注いだときに茶葉が入らず便利です。

一杯ずつ急須で作る場合

1リットルを飲み切るのが難しい方や、来客用に少人数分を作りたい方は急須で作る方法がおすすめです。用意するものは次の通りです。

・水100ml
・たっぷりの氷
・茶葉10g
※水の量が増える場合は、それに応じて茶葉の分量も調整してください

急須に上記を入れて、30分から1時間ほど待ちます。
時間をかけるとよりうまみや甘みの深いお茶になるため、時間に余裕があるときはもう少し長い時間置いておいても良いでしょう。
グラスに注げば、さわやかな色合いの冷茶の完成です。

水出し緑茶(冷茶)を作るときのポイント

水出し冷茶を楽しむ際は、いくつかの注意点があります。

①軟水を使う
水道水のカルキが気になる場合は、一度沸かして冷ましたものを使いましょう。

②作ったらその日のうちに、早めに飲み切る
水出し冷茶は冷蔵庫に入れてあっても日持ちしません。当日に飲み切れる量のみ作りましょう。

③水出し用の茶葉を使うのがおすすめ
水出し以外の茶葉でも冷茶は作れますが、煎茶・玉露・深蒸し茶などが冷茶に適しています。特に深蒸し茶は茶葉が細かく、短時間で味わい深い冷茶になります。

水出し緑茶(冷茶)におすすめの茶葉

茶の庭オンラインでお求めいただける、水出し冷茶におすすめのお茶を紹介します。

水出しほうじ茶「涼葉」ティーバッグ

緑茶以外も味わいたいという方には、本格的な冷たいほうじ茶はいかがでしょうか。
ほうじ茶ならではの香ばしさと爽やかさが特長の夏にぴったりな一品です。
水筒に入れて暑い季節のお出かけのお供にも適しています。

深い旨みと豊かな香り、ひんやりと心を癒す一杯を
掛川深蒸し 水出し緑茶 こかげ 20個入

夏季限定「夏の深蒸し茶」

水出し・お湯出しどちらでも楽しめる深蒸し茶です。
その日の気分や体調、食事内容などにあわせてお茶の淹れ方を変えると、味わいのバリエーションが広がるのでおすすめです。

夏を涼しく、美味しく彩る深蒸し茶
夏の深蒸し茶

水出しほうじ茶「涼葉」ティーバッグ

緑茶以外も味わいたいという方には、本格的な冷たいほうじ茶はいかがでしょうか。
ほうじ茶ならではの香ばしさと爽やかさが特長の夏にぴったりな一品です。
水筒に入れて暑い季節のお出かけのお供にも適しています。

ひんやり香ばしい、夏の贅沢
水出しほうじ茶 涼葉 ティーバッグ18個入
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